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U-POWERの評判・口コミは?高いと言われる理由や一人暮らしに向いているか解説!他社との料金比較も紹介

U-POWER 評判
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U-POWERの評判は、再生可能エネルギーの電気を選べる点や運営会社への安心感を評価する声がある一方、「思ったより請求額が高い」「料金の仕組みが分かりにくい」という声も目立ちます。

特に、U-POWERを検討している人の中には、「本当に電気代が安くなるのか」「なぜ高いと言われるのか」「一人暮らしでも使いやすいのか」と不安を感じている人も多いでしょう。

実際、2026年10月分の単価で東京エリアの電気代を試算すると、U-POWER(GREENホーム10)は東京電力の従量電灯Bより、月200kWhで約4,200円、月450kWhで約8,000円高くなりました。301kWhを超えた分の電力量料金単価は東京電力より約10円安いものの、毎月加算される市場調整額が2026年は大きくプラスになっているためです。

一方、実質再生可能エネルギー100%の電気を選べるプランや、U-NEXT HOLDINGSグループという運営元への安心感を評価する声もあります。料金の安さを最優先するなら他社と比べてから決めたほうがよく、環境価値を重視するなら上乗せ分に納得できるかが判断の分かれ目です。

さらに、一人暮らし・ファミリー世帯・電気使用量ごとの向き不向き、申し込み前に確認したい注意点、他社との料金比較まで分かりやすくまとめました。

記事を読めば、U-POWERの評判を表面的に見るだけでなく、自分の使い方で請求額がどうなるかまで含めて、申し込むか他社を選ぶか判断できます。なお、GREENホームは2026年10月16日時点でWEBからの申し込みを受け付けておらず、電話(0120-892-255)での受付です。

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目次
  1. U-POWERの評判は環境面で評価される一方、料金は割高になりやすい
  2. U-POWERの良い評判・口コミ
  3. U-POWERの悪い評判・口コミ
  4. U-POWER電気が高いと言われる理由
  5. U-POWERの料金プランごとの特徴
  6. U-POWERのメリット
  7. U-POWERのデメリット
  8. U-POWERが向いている人
  9. U-POWERが向いていない人
  10. U-POWERは一人暮らし・2人暮らし・ファミリーのどれに向くのか
  11. U-POWERは他社より安いのか比較
  12. U-POWERの申し込み手順
  13. U-POWERに関するよくある質問
  14. U-POWERの評判は市場調整額を含めた料金総額で判断することが大切

U-POWERの評判は環境面で評価される一方、料金は割高になりやすい

U-POWERは、再生可能エネルギーの電気を選べる点が評価される一方、料金面では「思ったより高い」という声が出やすい電力会社です。2026年は市場調整額が毎月プラスで加算されており、使用量にかかわらず東京電力より請求額が高くなる試算になりました。

301kWhを超えた分の電力量料金単価は東京電力より安く設定されていますが、2026年10月分は市場調整額とその他調整額を合わせて1kWhあたり15.36円が上乗せされます。単価表だけを見て「使用量が多いほど得」と判断すると、請求額とのずれが大きくなります。

そのため、口コミだけで「安い」「高い」を判断するのではなく、自分の電気使用量に当てはめての比較が大切です。

また、U-POWERは再生可能エネルギー比率を高めた「GREENホーム100」など、環境配慮型プランも選択できます。とにかく最安を目指したい人よりも、環境配慮も重視したい人から評価されるのが特徴です。

世帯タイプ月の使用量目安10月分の試算での東京電力との差確認したいポイント
一人暮らし150〜250kWh前後200kWhで約4,185円高い他社の少量向けプランとも比べる
2人暮らし250〜350kWh前後300kWhで約6,301円高い市場調整額込みの月額で比べる
ファミリー世帯350kWh以上450kWhで約7,956円高い301kWh超の単価差では埋まらない
環境配慮重視使用量問わずGREEN100はさらに月550円上乗せ分に納得できるか

東京エリア・30A契約で2026年10月分の単価を使って試算すると、月200kWh・350kWh・450kWhのすべてでU-POWERが東京電力より高い結果です。

月間使用量U-POWER東京電力月額差
200kWh約11,284円/月約7,099円/月U-POWERが約4,185円高い
350kWh約19,373円/月約12,520円/月U-POWERが約6,853円高い
450kWh約24,363円/月約16,407円/月U-POWERが約7,956円高い

※当編集部の試算(2026年10月16日確認)。東京エリア・30A、税込。基本料金+電力量料金+調整額+再エネ賦課金(4.18円/kWh)で計算し、円未満は切り捨て。2026年10月分の単価で、国の電気・ガス料金支援による値引きは含めていません。
※U-POWERはGREENホーム10で、市場調整額は10月分の13.16円/kWh、その他調整額(容量拠出金相当額)は2.2円/kWh。東京電力は従量電灯B(30A 935.25円、29.80/36.40/40.49円/kWh)で、燃料費調整単価は10月分の▲5.80円/kWhです。
※2026年11月1日から両社とも託送料金の改定を反映した料金に変わります。U-POWERの改定後の単価は契約者へ個別に知らせるとしており、公式サイトでは確認できませんでした。

参照元:U-POWER公式|GREENホーム、燃料費等調整単価推移(市場調整額単価)、重要事項説明書・約款(料金種別定義書)、東京電力エナジーパートナー|燃料費調整単価等一覧、低圧の料金メニューの見直し

差が大きいのは、U-POWERの市場調整額が日本卸電力取引所(JEPX)の市場価格に連動し、上限もないためです。東京エリアの市場調整額は2026年4月分の2.10円から10月分の13.16円まで上がり(国の支援を除く値)、同じ時期の東京電力の燃料費調整単価(▲7.43円〜▲5.80円)を大きく上回りました。

検討するときは、次の順で考えると自分に合うか判断しやすくなります。

U-POWERを検討するときの判断ポイント
  • 料金の安さを最優先するなら、燃料費調整型の大手・新電力と先に比べる
  • 環境価値を重視するなら、GREENホーム100の上乗せ(月550円)込みで納得できるか考える
  • 市場価格の変動を受け入れられるなら、直近の市場調整額で月額を試算する

注意したいのは、「口コミが良いから自分にも合う」と思い込むケースです。実際には、4人家族で毎月400kWh使う家庭と、一人暮らしで150kWhしか使わない家庭では、料金差は大きく変わります。

301kWh超の単価は安いが市場調整額で請求額が上がりやすい

U-POWERのGREENホームは、301kWhを超えた分の電力量料金単価が下がる料金設計です。

たとえば、東京エリアの「GREENホーム10」では、121〜300kWhが36.40円/kWh、301kWh以上が30.36円/kWhです。東京電力の従量電灯B(2026年10月までの単価)は301kWh以上が40.49円/kWhなので、この部分だけを見ると1kWhあたり約10円安くなります。

ただし、この単価差で得をするのは301kWhを超えた分だけです。月450kWh使っても差は約1,500円にとどまり、調整額の差(10月分は450kWhで約9,500円)を埋められません。

使用量ごとに、単価差と調整額の差を比べると以下のとおりです。

月間使用量基本料金・単価の差(U-POWERが安い分)調整額の差(U-POWERが高い分)差し引き
200kWh約47円約4,232円約4,185円高い
350kWh約553円約7,406円約6,853円高い
450kWh約1,566円約9,522円約7,956円高い

※2026年10月分の単価(国の支援を除く)。調整額の差は、U-POWERの市場調整額13.16円とその他調整額2.2円の合計と、東京電力の燃料費調整単価▲5.80円の差(1kWhあたり21.16円)で計算しています。

計算上、U-POWERが東京電力より安くなるのは、両社の調整額の差が1kWhあたり約3.5円より小さい月です(月450kWhの場合)。2026年4〜10月分では、差がもっとも小さい4月分でも11.73円あり、この条件を満たす月はありませんでした。

市場価格が下がれば市場調整額も下がるため、この先もずっと高いままとは限りません。ただし、市場調整額には上限がなく、価格が上がった月はそのまま請求額に反映されます。

2026年4〜10月の試算では使用量にかかわらず東京電力より高い

U-POWERの公式料金表では、120kWhまでと121〜300kWhの電力量料金単価が東京電力の従量電灯Bと同じで、30Aの基本料金は888.48円と東京電力(935.25円)より約47円安い設定です。それでも、毎月の市場調整額を加えると、少ない使用量でも請求額は東京電力を上回ります。

2026年4月分から10月分までの単価で、東京エリア・30A・月350kWhの電気代を比べた結果は以下のとおりです。

月U-POWERの市場調整額U-POWER東京電力月額差
4月分2.10円/kWh約15,502円約11,950円約3,552円高い
5月分8.78円/kWh約17,840円約11,971円約5,869円高い
6月分6.37円/kWh約16,996円約11,995円約5,001円高い
7月分8.72円/kWh約17,819円約12,034円約5,785円高い
8月分8.55円/kWh約17,759円約12,181円約5,578円高い
9月分10.17円/kWh約18,326円約12,289円約6,037円高い
10月分13.16円/kWh約19,373円約12,520円約6,853円高い

※当編集部の試算(2026年10月16日確認)。U-POWERの市場調整額単価と東京電力の燃料費調整単価(4月分▲7.43円〜10月分▲5.80円)は、いずれも国の支援による値引きを除いた値です。その他調整額2.2円/kWhは2026年9月1日実施の料金種別定義書の単価を全月に使っています。
※U-POWERは2026年8月分以降、市場調整額単価が料金の算定期間ごとに変わるため、公式の掲載値は参考値です。実際の単価は請求書に記載されます。

口コミで「安くなった」とあっても、その時期の市場調整額が今と同じとは限りません。口コミの投稿時期と、直近の市場調整額をあわせて見ると判断しやすくなります。

契約前に確認したいポイントは以下のとおりです。

申し込み前の確認ポイント
  • 直近の市場調整額単価(公式の推移表)を見たか
  • その他調整額(2.2円/kWh)を含めて計算したか
  • 今の電力会社の燃料費調整単価と比べたか
  • 月額だけでなく年間の総額で比べたか
  • 11月以降の改定後単価の通知を確認したか

市場価格が大きく下がる局面では差が縮みますが、2026年の水準が続くかぎり、使用量を増やしても東京電力より安くするのは難しい状況です。

環境配慮型の電気を選べる点は評価されている

U-POWERは、料金面だけでなく、再生可能エネルギーを重視した「GREENホーム100」などのプランを選べるため、「電気代だけでなく環境負荷も意識したい」という人からも評価されています。

一般的な電力会社では、料金の安さを重視したプランが中心となりますが、U-POWERは再エネ比率を高めたプランを選択できる点が特徴です。「少し料金が上がっても環境配慮を重視したい」という人には比較候補になる電力会社といえます。

ただし、環境配慮型プランは「必ず料金が安い」というわけではありません。再エネ関連費用や追加コストが含まれる場合もあるため、「とにかく最安を目指したい人」には合わない可能性があります。

また、通常の電気料金より請求額が分かりにくいと感じる人もいます。プラン選択の際は料金の安さだけを基準に選ぶより、環境配慮も含めて納得できるかで判断することが大切です。

重視する価値 U-POWERで評価されやすい点 確認したい注意点
電気代の安さ 301kWh超の単価は安い 2026年は調整額込みで割高
環境配慮 GREENプランを選べる 料金差を確認する
請求額の分かりやすさ 再エネ重視の選択ができる 追加費用の仕組みを理解する
料金安定性 環境価値を重視できる 市場調整額の変動に注意

U-POWERの良い評判・口コミ

U-POWERの良い評判では、「再エネの電気を選べる」「運営会社に安心感がある」「301kWhを超えた分の単価が安い」といった声が目立ちます。ただし料金面の評価は市場調整額の水準で変わるため、今の単価で計算し直すことが前提です。

■良い評判・口コミまとめ

良い評判評価される理由向いている人確認したい注意点
301kWh超の単価が安い東京電力より約10円/kWh安い使用量が多い家庭2026年は調整額込みで割高
GREENプランを選べる再エネ比率の高い電気を選択できる環境配慮重視の人料金差を確認する
運営会社に安心感があるU-NEXT HOLDINGS系サービス信頼性重視の人料金面は別で判断する
解約違約金がない家庭用は違約金・事務手数料なし気軽に試したい人今の会社の解約条件も確認

301kWhを超えた部分の電力量単価が下がる料金設計のため、使用量が多い家庭ほど単価表の見た目は有利です。ただし2026年4〜10月分の単価では、市場調整額の上乗せが単価差を上回り、請求額は東京電力より高くなりました。

一方、U-POWERは料金面だけで評価されているわけではありません。再生可能エネルギーを使ったGREENプランを選べるため、「環境配慮も重視したい」という人から支持されている点も特徴です。

ただし、「良い評判=誰にでも向く」ではありません。たとえば「安い」という口コミが、どの時期・どの使用量の話なのかで、今の自分に当てはまるかは変わります。

301kWh超の単価が安いと評価する声がある

U-POWERは、301kWhを超えた分の電力量料金単価が下がる料金設計で、単価表を見て「使用量が多いと得」と評価する声があります。

東京エリアのGREENホーム10は、121〜300kWhが36.40円/kWh、301kWh以上が30.36円/kWhです。東京電力(従量電灯B、2026年10月まで)の301kWh以上は40.49円/kWhなので、約10円/kWhの差があります。

ただし、請求額には毎月の市場調整額とその他調整額が加わります。2026年10月分は合わせて15.36円/kWhで、301kWh超の単価差を差し引いても東京電力より高くなる計算です。

使用量ごとに、単価差の効き方をまとめると以下のとおりです。

月間使用量想定世帯単価差で安くなる分調整額込みの月額差(10月分)
200kWh一人暮らし約47円(基本料金のみ)約4,185円高い
350kWh2〜3人家族約553円約6,853円高い
450kWh3〜4人家族約1,566円約7,956円高い

※東京エリア・30A、東京電力の従量電灯Bとの比較(2026年10月までの単価、国の支援を除く)。

単価差だけを見ると使用量が多い家庭ほど有利に見えますが、調整額の上乗せも使用量に比例して増えます。

特に、直近1年分の検針票を見ると、自分がどの季節に300kWhを超えているか把握できます。

ファミリー世帯向けの電力会社は、以下の記事で比較しています。

ファミリー世帯におすすめの電力会社ランキング!地域別料金シミュレーションで比較

環境に配慮したGREENプランを選べる

U-POWERは、環境に配慮したGREENプランを選べる点も良い評判につながっています。「電気代の安さだけでなく、再生可能エネルギーも重視したい」という人から評価される傾向があります。

以下に環境に配慮したプラン選択ができる評価ポイントを整理しているため、環境型のプランを利用したい方は、ぜひ参考にしてください。

評価ポイント 読者にとってのメリット 確認したい料金項目 向いている人
GREENプランを選べる 再エネ比率の高い電気を選択できる 追加費用の有無 環境配慮を重視する人
環境価値で選べる CO2排出量を意識しやすい 総額が許容範囲か 価値観重視の人
再エネ重視のサービス 電気の由来まで意識できる 料金体系の分かりやすさ 再生可能エネルギーに関心がある人
選択肢がある 価格以外の比較軸を持てる 通常プランとの差 最安以外も重視する人

U-POWERの「GREENホーム100」は、「実質再生可能エネルギー100%」の電気を供給するプランです。一般的な電力会社では、料金重視プランが中心になることも多く、「環境配慮型プランを選びやすい」という点をメリットに感じる口コミも見られます。

そのため、U-POWERは「最安だけを求める人」よりも、「環境価値も含めて選びたい人」と相性が良いサービスです。

ただし、GREENプランは「必ず電気代が安くなる」という意味ではありません。請求額には、再エネ関連費用や各種調整額などが含まれるためです。

U-NEXT HOLDINGS系の電力サービスとして安心感がある

U-POWERは、U-NEXT HOLDINGSグループの電力サービスである点に安心感を持つ口コミも見られます。特に、新電力を初めて契約する人の中には、「聞いたことがない会社だと不安」という人も少なくありません。

会社背景の確認ポイント
  • 確認項目:運営会社情報
  • 安心材料にしやすい点:U-NEXT HOLDINGS系サービス
  • 申し込み前に確認したい情報:会社概要・問い合わせ窓口
  • 確認項目:サポート体制
  • 安心材料にしやすい点:公式サイトで情報公開されている
  • 申し込み前に確認したい情報:問い合わせ方法・受付時間

U-POWERは、動画配信サービスなどで知名度のあるU-NEXT HOLDINGSグループの事業です。家庭向けのGREENホームは株式会社U-POWERが取り次ぎ、子会社の株式会社U-POWER GREEN MARKETINGが電気を供給しています。

また、新電力は「突然サービス終了しないか」「サポートは大丈夫か」と不安を感じる人もいます。その中で、グループ会社の知名度の高さは安心材料です。

ただし、ここで注意したいのは、「運営会社に安心感がある=電気代が必ず安い」となりません。実際の料金は、毎月の使用量や契約プランによって変わります。

U-POWERの悪い評判・口コミ

U-POWERの悪い評判では、「思ったより請求額が高い」「請求額が予想しづらい」「他社と比較しにくい」といった声が見られます。

■U-POWERの悪い評判・口コミまとめ

悪い評判起こりやすい条件確認したいこと背景にある料金の仕組み
思ったより高い市場価格が高い月市場調整額込みで比べたか市場調整額に上限がない
請求額が分かりにくい料金項目を把握していない調整額の内訳を見たか料金項目が多い
比較しづらい単価だけで判断している同じ条件で総額を比べたか調整の仕組みが会社ごとに違う
一人暮らしではメリットを感じにくい使用量が少ない毎月の使用量を確認したか301kWh超の単価差が効かない

これらの口コミの多くは、単価表と実際の請求額の差から生まれています。2026年は市場調整額が毎月プラスになっており、使用量にかかわらず請求額が上がりやすい状況です。

中でも、単価表で「東京電力と同じかそれより安い」と判断して切り替えた人ほど、請求額とのずれを感じやすくなります。

また、電気料金には基本料金だけでなく、市場調整額や非化石証書費なども含まれます。「電力量単価だけ見て安いと思ったが、請求総額は予想より高かった」と感じる人もいますが、基本料金以外に必要となる料金を把握していないことが要因です。

なお、市場調整額は市場価格が下がれば小さくなり、還元(マイナス)になる月もあります。悪い口コミが今後も同じように当てはまるかは、市場価格の動き次第です。

一人暮らしでは電気代が安くなりにくい

U-POWERは、一人暮らしでは「電気代があまり安くならなかった」という口コミが出やすい傾向があります。

東京エリアでは、U-POWERと東京電力の電力量料金は120kWhまで29.80円/kWh、121〜300kWhまで36.40円/kWhと同額です(東京電力は2026年10月までの単価)。30Aの基本料金はU-POWERが888.48円、東京電力が935.25円で、単価表だけなら月200kWhでU-POWERが約47円安くなります。

しかし、10月分の市場調整額(13.16円/kWh)とその他調整額(2.2円/kWh)を加えると、月200kWhで東京電力より約4,185円高い計算です。一人暮らしの使用量では301kWh超の単価差も効かないため、他社の少量向けプランと比べておきたいところです。

在宅ワーク中心で毎月300kWh近く使う人でも、2026年の水準では調整額の上乗せが単価差を上回ります。使用量が多いからといって有利になるわけではありません。

一人暮らし向け確認ポイント
  • 毎月300kWh未満に収まっているか
  • 日中の在宅時間が短いか
  • 現在の電気代がすでに低いか
  • 調整額込みで総額比較したか
  • 他社プランも比較したか

電力量料金以外の費用があり請求額を予想しにくい

U-POWERは、電力量料金だけでは毎月の請求額を判断しにくい点を不安に感じる口コミもあります。「シミュレーションでは安く見えたが、実際の請求額は想像より高かった」という声は、電力量料金以外の費用を見落としているケースが多い傾向があります。

電気料金は、単純な「1kWhあたりの単価」だけで決まりません。実際には、基本料金や市場調整額、その他調整額(容量拠出金相当額)、非化石証書費(GREENホーム100のみ)、再エネ賦課金も請求額に含まれます。

従量単価以外に必要となる料金を以下にまとめているので、どのような費用であるか把握する際に活用してください。

料金項目東京エリアの単価(2026年10月16日確認)請求額への影響注意点
基本料金30Aで888.48円毎月固定で発生11月1日以降の単価は個別通知
電力量料金120kWhまで29.80円・300kWhまで36.40円・301kWh以上30.36円使用量に応じて増減301kWh超が安い
市場調整額10月分13.16円/kWh(国の支援を除く)毎月変動・上限なし請求額への影響がもっとも大きい
その他調整額2.2円/kWh使用量に比例容量拠出金相当で毎月見直し
非化石証書費GREEN10は0円、GREEN100は月550円プランで決まるGREEN100のみ
再エネ賦課金4.18円/kWh使用量に比例どの電力会社でも同じ

参照元:U-POWER公式|GREENホーム、燃料費等調整単価推移(市場調整額単価)、重要事項説明書・約款(料金種別定義書)(2026年10月16日確認)

特にU-POWERは、市場価格に連動する市場調整額に上限がないため、市場価格が上がった月は請求額がそのまま上がります。

ただし、「請求額が予想できない」というわけではありません。料金項目を理解したうえで、総額ベースで比較すれば、ある程度の判断は可能です。

料金項目が多く他社と比べづらい

U-POWERは、料金項目が多いため「他社と比較しづらい」と感じる口コミもあります。電力量料金だけを見ると安く見えても、実際は調整額や追加費用によって請求総額が変わるためです。

一般的に電力会社を比較するときは、「1kWhあたりの単価」に注目しますが、U-POWERでは、基本料金・電力量料金だけでなく、市場調整額や非化石証書費なども含めて確認する必要があります。

U-POWER 料金表
参照元:GREENホーム|U-POWER(ユーパワー)-新電力サービス

各料金項目を以下にまとめているので、比較の際に使えます。

比較項目 U-POWERで確認したい内容 他社で確認したい内容 比較時の注意点
基本料金 毎月固定でかかる金額 同じ契約容量の料金 容量条件をそろえる
電力量料金 301kWh超の単価設定 段階制単価の違い 使用量を同条件にする
市場調整額 月ごとの変動有無 調整額の仕組み 総額で比較する
非化石証書費 追加費用の有無 再エネ関連費用 見落としに注意
年間総額 1年間の想定請求額 年間トータル料金 月額だけで判断しない

また、電力会社ごとに料金体系が異なるため、同じ条件で比較しないと、本当の安さが見えません。中でも、毎月の請求額をシンプルに把握したい人にとっては、比較の難しさがデメリットに感じる傾向があります。

ただし、U-POWERだけが特別に複雑というわけではありません。新電力では、市場価格や再エネ関連費用を反映する料金体系が増えているため、総額比較が重要になっています。

U-POWER電気が高いと言われる理由

U-POWERが「高い」と言われる最大の理由は、市場価格に連動する市場調整額です。2026年は東京エリアで毎月プラスになっており、その他調整額や非化石証書費(GREENホーム100)も加わります。

■U-POWERが「高い」と言われる理由まとめ

高いと言われる理由起こりやすい世帯請求額に影響する要素申し込み前の確認点
市場調整額が上乗せされる使用量にかかわらず全世帯市場価格の上昇直近の単価で計算する
単価メリットを活かしにくい一人暮らし月300kWh未満の使用量毎月の使用量を確認する
非化石証書費が加わるGREENホーム100の利用者月550円の固定費追加費用を確認する
単価だけでは比較しにくい初めて新電力を契約する人料金項目の多さ年間総額で比較する

301kWhを超える家庭は単価差の恩恵を受けますが、2026年の水準では調整額の上乗せを埋めるほどではありません。「どの条件なら安くなるか」より、「今の調整額で総額がいくらになるか」を確かめるほうが実態に近い判断になります。

注意したいのは、「電力量料金だけ」で比較してしまうケースです。実際には、調整額や追加費用を含めた総額で見る必要があります。

U-POWER 電気料金内訳

電気使用量が少ないと301kWh以上の単価メリットを活かしにくい

「高い」と言われる理由のひとつは、電気使用量が少ないと、301kWh以上の単価メリットを活かしにくいためです。U-POWERは、301kWhを超えた部分の電力量単価が下がる料金設計になっています。

月間使用量想定世帯301kWh超の単価差10月分の東京電力との差
200kWh一人暮らしなし約4,185円高い
300kWh2人暮らしなし約6,301円高い
400kWh3〜4人世帯約1,013円約7,404円高い
500kWh在宅時間が長い家庭約2,026円約8,507円高い

※東京エリア・30A、2026年10月分の単価(国の支援を除く)で当編集部が試算。

東京エリアのU-POWERは120kWhまで29.80円/kWh、121〜300kWhが36.40円/kWhで、東京電力(従量電灯B、2026年10月まで)と同額です。301kWh以上は30.36円/kWhで、東京電力の40.49円/kWhより約10円安くなります。

ただし、この差が効くのは301kWhを超えた分だけです。毎月300kWh未満の家庭では単価差の恩恵がなく、調整額の上乗せだけが残ります。

市場調整額が2026年は毎月プラスで請求額を押し上げている

U-POWERが「高い」と言われる理由のひとつは、市場調整額が2026年は毎月プラスで加算され、請求額を押し上げているためです。

市場調整額は、日本卸電力取引所(JEPX)の平均市場価格と、U-POWERが定める基準市場価格(東京エリアのGREENホームは11.80円)・市場係数(1.07)をもとに計算される料金項目です。市場価格が基準を上回れば追加請求、下回れば還元になり、上限は設けられていません。

東京エリアの市場調整額単価の推移は以下のとおりです。

月市場調整額(国の支援を除く)国の支援込み平均市場価格
4月分2.10円0.60円14.38円
5月分8.78円8.78円20.06円
6月分6.37円6.37円18.01円
7月分8.72円8.72円20.01円
8月分8.55円5.05円19.86円
9月分10.17円5.67円21.24円
10月分13.16円9.66円23.78円

※単位はすべて1kWhあたり(税込)。GREENホーム・東京エリア、2026年分。

参照元:

U-POWER公式|燃料費等調整単価推移

(

2026年10月16日確認

)

国の支援が終わった2026年11月分以降は、支援を除いた水準がそのまま請求に反映されます。毎月の電気代の変動が家計に響く人は、燃料費調整型の料金プランとも比べておくと安心です。

請求変動図

非化石証書費が加わるためプランによっては負担を感じやすい

U-POWERが「高い」と言われる理由のひとつは、GREENプランなどでは非化石証書費が加わり、請求額が上がる場合があるためです。特に、「とにかく最安の電気代を重視したい人」は、追加費用を負担に感じるケースがあります。

非化石証書費とは、再生可能エネルギーなどの環境価値を反映するために関係する費用です。環境配慮型プランを選ぶことで、実質再エネ100%電気などを利用できる一方、その環境価値に関連する費用が請求額へ含まれます。

非化石証書費とGREENプランの評価ポイントと負担になる点を以下にまとめているため、自身の考えと照らし合わせる材料にできます。

確認項目 評価できる点 負担になりやすい点 判断基準
非化石証書費 環境価値を反映できる 請求額が上がる場合がある 環境配慮を重視するか
GREENプラン 再エネ由来電気を選べる 通常プランとの差額が出る可能性 料金と価値のバランス
請求総額 環境価値込みで判断できる 単価だけでは分かりにくい 年間総額で比較する
料金の分かりやすさ 価値観で選択できる 料金項目が増える 請求書を確認できるか

「環境に配慮した電気を使いたい」という人にはメリットになりますが、「毎月の料金をできるだけ抑えたい」という人には割高に感じる要因となるでしょう。

ただし、非化石証書費があるからといって、必ず高くなるわけではありません。毎月の使用量や契約プランによって総額は変わります。

U-POWERの料金プランごとの特徴

U-POWERの家庭向けプランは、一般家庭向けの「GREENホーム」、オール電化住宅向けの「GREENホームオールでんか」、家族世帯向けの「GREENホームファミリープラン」の3種類です。2026年10月16日時点で、ファミリープランは新規受付を停止しており、GREENホームはWEBでの申し込みを止めて電話で受け付けています。

■U-POWERの料金プラン

プラン名対象東京エリアの料金(税込)調整の仕組み受付状況
GREENホーム一般家庭30A 888.48円、29.80/36.40/30.36円/kWh市場調整額(上限なし)電話で受付(WEBは停止中)
GREENホームオールでんかオール電化住宅1kWあたり296.16円、6時〜翌1時34.66円・それ以外26.76円/kWh市場調整額(上限なし)受付停止の記載なし
GREENホームファミリープラン家族世帯10Aあたり311.75円、一律34.72円/kWh燃料費調整(上限なし)新規受付停止

参照元:GREENホーム、GREENホームオールでんか、GREENホームファミリープラン(U-POWER公式、2026年10月16日確認)

特にGREENホームとオールでんかは市場調整額の影響を受けるため、使用量よりも市場価格の動きで請求額が変わります。

プラン選択 分岐図

GREENホームは一般家庭向けで現在は電話で申し込む

GREENホーム

GREENホームは、U-POWERの一般家庭向けプランです。2026年10月16日時点ではWEBでの申し込みを受け付けておらず、電話(0120-892-255、10時〜18時)で受け付けています。

再エネ比率は2種類から選べます。「GREENホーム10」は実質再エネ比率10%で非化石証書費0円、「GREENホーム100」は実質再エネ100%で非化石証書費が月550円です。もう1つの「GREENホーム50」は新規受付を停止しています。

「まずどのプランを見ればいいか分からない」という人は、一般住宅ならGREENホームを基準に見ると迷いにくいです。

確認項目内容(東京エリア)
基本料金30Aで888.48円
電力量料金120kWhまで29.80円、300kWhまで36.40円、301kWh以上30.36円
毎月の調整市場調整額(10月分13.16円/kWh)、その他調整額2.2円/kWh
申し込み方法電話のみ(WEBは停止中)
解約違約金なし(家庭用)

GREENホームオールでんかはオール電化住宅向けの料金プラン

GREENホームオールでんか

GREENホームオールでんかは、オール電化住宅向けに設計されたU-POWERの料金プランです。エコキュートやIHクッキングヒーターを使っている家庭では、一般住宅より電気使用量が多くなるため、通常のGREENホームとは分けて確認する必要があります。

オール電化住宅では、給湯・調理・暖房まで電気でまかなうケースが多く、毎月の使用量が400〜600kWhを超える家庭も少なくありません。また、夜間や早朝に電気を多く使う家庭も多い傾向があります。

東京エリアのGREENホームオールでんかは、基本料金が1kWあたり296.16円、電力量料金が6時〜翌1時は34.66円/kWh、それ以外の時間は26.76円/kWhです。エコキュートを深夜に動かす家庭は、安い時間帯をどれだけ使えるかが鍵になります。

オール電化住宅向け確認ポイント
  • エコキュートを使っているか
  • IHクッキングヒーターを使っているか
  • 夜間や早朝の使用量が多いか
  • 現在のオール電化プランと比較したか
  • 冬場の使用量を確認したか

一方、「オール電化住宅なら必ず安くなる」というわけではありません。特に、冬場は暖房や給湯で使用量が大きく増えるため、年間総額で比較することが重要です。

GREENホームファミリープランは家族世帯向けに設計された料金プラン※現在、新規受け付け停止中

GREENホームファミリープラン

GREENホームファミリープランは、電気使用量が多くなりやすい家族世帯向けに設計された料金プランです。

ファミリー世帯は、一人暮らしより電気使用量が増える傾向があります。特に、夏冬はエアコン使用量が増えるため、毎月400〜500kWhを超える家庭も少なくありません。

GREENホームファミリープランは、東京エリアの電力量料金が一律34.72円/kWhで、基本料金は10Aあたり311.75円です。市場調整額ではなく燃料費調整を使う料金ですが、2026年10月16日時点で新規受付を停止しています。

確認項目内容
受付状況新規受付停止(2026年10月16日時点)
東京エリアの料金10Aあたり311.75円、一律34.72円/kWh
調整の仕組み燃料費調整(上限なし)
GREEN100の非化石証書費1.29円/kWh

これから申し込む場合は、一般家庭向けのGREENホームか、他社のプランが選択肢になります。

U-POWERのメリット

U-POWERのメリットまとめ
  • 家庭用は解約違約金や事務手数料がかからない
  • GREENプランで環境に配慮した電気を選べる
  • 電話窓口や約款が公開されていて契約内容を確認しやすい

U-POWERのメリットは、「解約違約金がかからないこと」「環境配慮型プランを選べること」「料金の決まり方を公開資料で確かめられること」にあります。

また、GREENホーム100など、実質再エネ100%プランを選べる点も特徴です。そのため、「電気代だけでなく、環境価値も重視したい」という人には比較候補になるサービスといえます。

■U-POWERのメリットまとめ表

メリット向いている人確認したい条件注意点
家庭用は解約違約金なし気軽に試したい人今の会社の解約条件事務手数料もなし
GREENプランを選べる環境配慮を重視する人非化石証書費(月550円)料金負担が増える
オール電化向けプランがあるオール電化住宅夜間使用量が多いか市場調整額も加わる
301kWh超の単価が安い使用量が多い家庭市場調整額の水準2026年は調整額込みで割高
U-NEXT HOLDINGS系の安心感運営会社を重視する人契約条件を確認したか会社の安心感と安さは別

家庭用は解約違約金や事務手数料がかからない

U-POWERの家庭用プランは、解約違約金がかかりません。契約時の事務手数料などの初期費用もなく、合わなければ他社へ切り替えやすい点はメリットです。

現住所で他社へ切り替える場合は、新しい電力会社に申し込めばU-POWERへの解約手続きは不要です。引越しで解約する場合は、カスタマーセンター(0120-844-816、10時〜18時、土日祝を除く)へ電話で連絡します。

また、供給開始から365日継続すると10,000円のキャッシュバックを受け取れるキャンペーンや、クレジットカード払いの登録でAmazonギフトカード1,000円分がもらえるキャンペーンも行っています(いずれも終了日未定)。

契約前に確認したい条件
  • 家庭用の解約違約金はなし
  • 事務手数料などの初期費用はなし
  • キャッシュバックは365日の継続が条件
  • 申請は供給開始から365日後に届くフォームから
  • 今の電力会社の解約金も確認する

ただし、10,000円のキャッシュバックを受け取っても、2026年10月分の試算では月200kWhで年間約5万円の差になり、特典だけでは埋まりません。

GREENプランで環境に配慮した電気を選べる

U-POWERのメリットのひとつは、GREENプランによって環境に配慮した電気を選べることです。「電気代の安さだけで選択するのではなく、環境に配慮された再生可能エネルギーの使用も重視したい」という人にとって、比較候補となるサービスです。

U-POWERでは、実質再エネ10%の「GREENホーム10」と実質再エネ100%「GREENホーム100」の2種類のプランから選択できます。

実質再エネ100%「GREENホーム100」は、名前の通り、実質再エネ100%の電力を使用しており、環境に配慮された電気を使用できます。「毎日使う電気の環境配慮を意識したい」という家庭には大きなメリットです。

評価できる点と向いている人を以下に整理しているため、当てはまるかの目安にしてみてください。

評価できる点 向いている人 確認したい費用 判断基準
実質再エネ100%プランを選べる 環境配慮を重視する人 非化石証書費 環境価値を優先するか
再エネ由来電気を利用できる CO2削減を意識したい家庭 市場調整額 総額に納得できるか
料金以外の価値で選べる 電気の由来も重視したい人 年間総額 安さとのバランス
一般プランと比較しやすい 通常プランと迷っている人 通常プランとの差額 追加負担を許容できるか

一方、GREENプランは、「環境価値」が含まれる分、通常プランより請求額が上がる場合があります。特に、非化石証書費が月額550円必要なため、年間では6,600円と思ったより高いと感じる要因となります。

電話窓口や約款が公開されていて契約内容を確認しやすい

U-POWERの公式サイトでは、会社概要、電気需給約款、料金種別定義書、毎月の市場調整額単価が公開されています。契約前に料金の決まり方を自分で確かめられる点は、安心材料になります。

問い合わせは、カスタマーセンター(0120-844-816、10時〜18時、土日祝を除く)とWEBフォームで受け付けています。

特に市場調整額は、エリアごとの月別単価がPDFで公開されています。申し込み前に直近の単価を見ておくと、請求額の見当がつけやすくなります。

確認項目公開場所
会社概要企業情報
約款・料金種別定義書重要事項説明書・約款
市場調整額単価燃料費等調整単価推移
問い合わせ0120-844-816・WEBフォーム

U-POWERのデメリット

U-POWERのデメリットは、「市場調整額で請求額が上がりやすいこと」「料金項目が多く分かりにくいこと」「GREENホームの申し込みが電話に限られること」などです。2026年4〜10月分の単価では、使用量にかかわらず東京電力より請求額が高くなりました。

■U-POWERのデメリットまとめ表

デメリット 影響を受けやすい人 確認したい料金項目 判断の方向性
少量使用ではメリットを感じにくい 一人暮らし・少量使用世帯 301kWh以上の単価差 他社プランとも比較する
市場調整額で請求額が変動する 料金安定性を重視する人 市場調整額 年間総額で確認する
料金項目が分かりにくい 新電力が初めての人 非化石証書費・調整額 請求内容を事前確認する
環境配慮型プランは追加費用が出る場合がある 最安重視の人 非化石証書費 環境価値とのバランスで判断する

また、市場調整額や非化石証書費など、電力量料金以外の項目も請求額へ反映されるため、「毎月の電気代を分かりやすく管理したい人」は、不安を感じる場合があります。

一方、これらは「電力会社側が悪い」という意味ではありません。料金は「毎月どのくらい使うか」「料金変動を許容できるか」「環境配慮を重視するか」で評価が分かれるのが実態です。

一人暮らしや少量使用世帯は電気代を抑えにくい

U-POWERのデメリットとして、一人暮らしや電気使用量が少ない世帯では、301kWh超の単価差の恩恵を受けられない点があります。

確認項目 該当しやすい状態 U-POWERで注意したい理由 比較の方向性
月間使用量 300kWh未満 単価メリットを活かしにくい 少量使用向けプランと比較
生活スタイル 日中不在が多い 使用量が増えにくい 現在の使用量を確認
現在の電気代 毎月の請求額が低い 差額が小さくなりやすい 年間総額で比較
冷暖房使用量 夏冬でも使用量が少ない 301kWh以上に届きにくい 年間使用量で確認

U-POWERの120kWhまで、121〜300kWhの単価は東京電力の従量電灯Bと同じです。基本料金が約47円安い以外に差はなく、市場調整額が加わる分、請求額は高くなりやすくなります。

さらに、U-POWERは基本料金に加えて市場調整額が請求額へ反映されます。GREENホーム100を選ぶ場合は非化石証書費として月額550円も加算されるため、GREENホーム10より料金が高くなります。

在宅ワーク中心で使用量が多い一人暮らしでも、2026年の水準では調整額の上乗せが単価差を上回ります。

市場調整額によって毎月の請求額が変わりやすい

U-POWERのデメリットには、市場調整額によって毎月の請求額が変動することがあるため、「毎月ほぼ同じ料金で使いたい人」は、注意が必要です。

市場調整費

市場調整額とは、電力市場価格の変動を請求額へ反映する料金項目です。市場価格が上がると請求額も上がり、反対に市場価格が落ち着くと負担が軽くなる場合があります。

変動要素 請求額への影響 注意したい人 確認方法
市場価格の上昇 請求額が上がりやすい 固定費を安定させたい人 毎月の料金明細を確認
夏冬の電力需要 電気代が増えやすい 使用量が多い家庭 年間使用量を確認
市場調整額の変動 月ごとの差が出る 家計管理を重視する人 公式料金情報を確認
使用量の増加 変動影響を受けやすい オール電化住宅 検針票で比較

非化石証書費など料金項目が多く分かりにくい

U-POWERのデメリットとして、非化石証書費など料金項目が多く、請求額の内訳を把握しにくい点があります。非化石証書費とは、再生可能エネルギーなど「CO2を出しにくい電気」の環境価値に関係する費用です。

非化石証書は、再生可能エネルギーや原子力などの非化石電源から生み出された電力の「環境価値」を証明する証書です。日本では2018年に制度が導入され、企業や自治体が活用することで、使用する電力の環境負荷を可視化できるようになりました。電力そのものを取引するのではなく、電気に付随する環境価値を証書化し、取引するのが特徴です。

引用元:非化石証書の活用完全ガイド|仕組み・メリット・最新動向を徹底解説

つまり、実際に再エネ由来の環境価値を確保するために、非化石証書を利用しています。環境保全には欠かせない費用ですが、内訳を理解していないと負担に感じるでしょう。

他にも、新電力へ初めて切り替える人は、「どの料金が何の費用なのか分かりにくい」と感じる場合があります。

料金項目 何に関係する費用か 請求額への影響 確認したい理由
基本料金 契約容量に応じた固定費 毎月一定で発生 契約アンペアで差額が出る
電力量料金 使用した電気量の料金 使用量が増えるほど上がる 301kWh以上の単価差を確認
市場調整額 市場価格変動の反映 毎月変動する 請求額のブレを確認
非化石証書費 再エネ価値に関係する費用 GREENプランで影響しやすい 環境価値とのバランス確認
再エネ賦課金 再エネ普及のための費用 全国共通で発生 総額比較に必要

U-POWERの請求額は、単純な「基本料金+電力量料金」だけではありません。電力量料金だけを見ると、「安いと思ったのに請求額は想定より高かった」と感じるケースがあります。

U-POWERが向いている人

U-POWERは、「環境配慮型の電気を選びたい人」「請求額の変動を受け入れられる人」「料金総額を自分で確認できる人」と相性が良いサービスです。料金の安さだけを求める人には、2026年の水準ではおすすめしにくい状況です。

U-POWERが向いている人チェック
  • 実質再エネ100%の電気を選びたい
  • 月々の請求額の変動を受け入れられる
  • 市場調整額の推移を自分で確認できる
  • 年間総額で他社と比べられる
  • 電話での申し込みに抵抗がない

また、GREENホーム100など、実質再エネ100%プランなど環境に配慮された電気が利用できるプランも提供されており、「電気代だけでなく環境価値も重視したい人」にも向いています。

■U-POWERが向いている人まとめ

向いている人向いている理由確認したい条件申し込み前の注意点
環境配慮を重視する人GREEN100で実質再エネ100%非化石証書費(月550円)料金負担とのバランス
請求額の変動を受け入れられる人市場価格が下がれば還元もある市場調整額の推移上限はない
料金項目を確認できる人公開資料で単価を確かめられるその他調整額(2.2円/kWh)単価表だけで判断しない
オール電化住宅時間帯別の単価がある夜間の使用量市場調整額も加わる

料金の安さを重視するなら、U-POWERと今の電力会社を、直近の調整額を含めた月額で比べてから決めると失敗しにくくなります。

請求額の変動を受け入れられる人

U-POWERの市場調整額は、市場価格が基準を上回れば追加請求、下回れば還元になります。毎月の請求額が上下しても家計に大きな影響がない人なら、検討の余地があります。

確認項目状態U-POWERで起きること注意点
市場価格が高い月需要が増える時期など追加請求が大きくなる上限はない
市場価格が低い月需要が落ち着く時期など追加請求が小さくなり、還元もある2026年4〜10月分は東京で毎月プラス
使用量が多い月冷暖房を使う時期上乗せ額も比例して増える301kWh超の単価差では埋まりにくい
家計の予算毎月の固定費として管理月ごとの差が出る燃料費調整型とも比べる

2026年10月分の単価では、東京エリア・30A・月450kWhでU-POWERが約24,363円、東京電力が約16,407円で、U-POWERが月約7,956円高い計算です。差がもっとも小さかった4月分でも、月約3,712円の差がありました。

市場価格が下がれば差は縮みますが、使用量の多い家庭ほど上乗せ額も大きくなる点は押さえておきたいところです。

節約を目的に切り替えるなら、直近数か月の市場調整額で計算し、今の電力会社と比べてから決めるのが確実です。

環境に配慮した電気を選びたい人

U-POWERでは、環境に配慮されたプランの取り扱いがあるため、「電気代の安さだけでなく、環境に配慮した電気を選びたい人」にも適しています。

プランには2種類ありますが、GREENホーム10よりもGREENホーム100の方が実質再エネ100%プランとなるため、毎日使う電気でも環境価値を重視したいと考える人におすすめです。

重視する価値 U-POWERで評価できる点 確認したい費用 向いている人
再エネを選びたい GREENホーム100を選べる 非化石証書費 環境配慮を重視する人
CO2削減を意識したい 実質再エネ100%に対応 年間総額 環境価値も比較したい人
料金以外でも選びたい 電気の由来で比較できる 市場調整額 価値観重視で選びたい人
通常プランと比較したい GREEN10とGREEN100を選べる 通常プランとの差額 料金と環境のバランスを重視する人

消費者庁の「消費者白書(2025年版)」では、「多少値段が高くても、環境に配慮された商品やサービスを購入したいと思うか」という質問に対して、全体の56.6%が「購入したいと思う」と回答するなど環境問題に積極的に取り組んでいる人が多いことが分かります。

U-POWERでは、そのような価値観に合わせてプランを選べる点が特徴です。そのため、「最安だけを重視する人」とは、判断基準が異なります。

調整額を含めた料金総額を確認できる人

U-POWERは、電力量料金だけでなく、市場調整額や非化石証書費を含めた「料金総額」を確認できる人に向いています。

301kWh以上の単価メリットが注目される一方で、実際の請求額には複数の料金項目が含まれています。市場調整額は東京エリアの10月分で13.16円/kWh(国の支援を除く)、その他調整額は2.2円/kWh、非化石証書費はGREENホーム100で月額550円です。

「毎月ほぼ同じ料金で使いたい」「料金体系はシンプルなほうが安心」という人は、固定感のある料金プランも比較候補に入れると判断しやすくなります。

料金総額の確認チェック
  • 基本料金を確認したか
  • 電力量料金を確認したか
  • 市場調整額を確認したか
  • 非化石証書費を確認したか
  • 年間総額で比較したか

U-POWERが向いていない人

U-POWERは、「電気代をできるだけ安くしたい人」「料金の分かりやすさを重視する人」「請求額の変動を負担に感じやすい人」には向きにくい電力サービスです。

2026年の市場調整額の水準では、使用量にかかわらず大手電力会社より高くなる試算のため、料金重視なら他社とも比べておきたいところです。

■U-POWERが向いていない人

向いていない人 向いていない理由 起こりやすい不満 比較したい方向性
一人暮らし・少量使用世帯 301kWh以上の単価メリットを活かしにくい 思ったより安くならない 少量使用向けプランと比較
料金の安定性を重視する人 市場調整額で請求額が変動する 毎月の料金を予測しにくい 固定感のある料金プランと比較
料金体系の分かりやすさを重視する人 料金項目が多い 請求内容を把握しづらい シンプルな料金体系と比較
最安だけを重視する人 環境価値を含むプランもある 追加費用を負担に感じやすい 総額重視で比較

特に、一人暮らしや少量使用世帯では301kWh超の単価差の恩恵がなく、市場調整額の上乗せがそのまま請求額に表れます。

「毎月ほぼ同じ料金で使いたい」「料金体系はシンプルなほうが安心」という人は、負担に感じるでしょう。

一方、これは「U-POWERが悪い」という意味ではありません。料金の安さより環境価値を重視する人や、請求額の変動を受け入れられる人には、選ぶ理由のあるサービスです。

一人暮らしで電気使用量が少ない人

U-POWERは、一人暮らしで電気使用量が少ない人には慎重な比較が必要となります。毎月300kWh未満で生活している場合は、301kWh以上の単価メリットを活かしにくいためです。

東京エリア・30A・月200kWhで2026年10月分の単価を使うと、U-POWERが約11,284円、東京電力が約7,099円で、U-POWERの方が約4,185円高くなります。

月450kWhでもU-POWERが約24,363円、東京電力が約16,407円と約7,956円の差があり、使用量が多ければ有利になるわけではありません。

一人暮らしは毎月150〜250kWh前後に収まることが多く、301kWh超の単価差を使えません。電気代を抑えたいなら、少量使用でも単価が安いプランや燃料費調整型のプランと比べるのが近道です。

一人暮らし向け確認チェック
  • 毎月300kWh未満か
  • 日中不在が多いか
  • 現在の電気代が低いか
  • 市場調整額込みで比較したか
  • 少量使用向け他社プランも確認したか

毎月の請求額を分かりやすく把握したい人

U-POWERは、「毎月の請求額をできるだけ分かりやすく管理したい人」は慎重に比較したい電力サービスです。請求される金額には、電力量料金だけでなく、市場調整額や非化石証書費なども請求額へ反映されます。

そのため、「毎月ほぼ同じ料金で使いたい」「固定費をシンプルに管理したい」と考える人は、請求額の変動を負担に感じる場合があります。

重視すること U-POWERで注意したい点 比較したい方向性 確認ポイント
毎月の料金を予測したい 市場調整額で変動する 固定感のある料金プラン 年間総額を確認
家計管理をシンプルにしたい 料金項目が複数ある 料金体系が分かりやすい会社 請求明細を確認
請求額のブレを抑えたい 月ごとの差が出やすい 変動幅が小さいプラン 過去の料金推移を確認
単純に比較したい 総額確認が必要 基本料金中心の比較 追加費用込みで比較

特に、市場調整額は毎月変わるため、「先月より高くなった」「思ったより請求額が増えた」と感じる人もいるでしょう。また、料金項目が複数あることで、「どの費用が増えたのか分かりにくい」と感じることもあります。

市場調整額や非化石証書費の確認を手間に感じる人

U-POWERは、市場調整額や非化石証書費などの料金項目を確認することを負担に感じる人には向きにくい場合があります。基本料金+従量単価だけでなく、他にも加算される項目があるため、毎月の請求額を判断しにくい料金体系です。

確認項目 確認する理由 確認不足で起こりやすい不満 比較時の注意点
市場調整額 毎月の請求額へ影響するため 想定より高く感じる 年間総額で比較する
非化石証書費 GREENプランで発生する場合があるため 追加費用を把握しづらい 環境価値とのバランス確認
基本料金 固定費として毎月発生するため 総額比較がズレやすい 同条件で比較する
電力量料金 使用量で変動するため 単価だけで判断しやすい 使用量別に比較する
年間総額 実際の負担を把握するため 月額だけで判断してしまう 季節変動も確認する

さらに、GREENホーム100では非化石証書費(月550円)も加わるため、「単価だけ」で比べると想定との差が出やすくなります。

このように、「料金項目を確認しながら比較できる人」には向いていますが、「できるだけシンプルに管理したい人」は慎重な比較が必要です。

U-POWERは一人暮らし・2人暮らし・ファミリーのどれに向くのか

U-POWERは、世帯人数よりも「毎月の市場調整額がいくらか」で請求額が大きく変わるサービスです。2026年4〜10月分の単価では、一人暮らしからファミリーまで、どの使用量でも東京電力より高い試算になりました。

在宅時間や冷暖房使用量、住宅タイプによって、毎月の電気使用量は大きく変わります。

たとえば、一人暮らしでも在宅ワーク中心でエアコン利用が多い人は、300kWh近く使う場合があります。反対に、4人家族でも日中ほとんど不在なら、使用量がそこまで増えないため少量世帯となります。

■世帯別の向き不向き比較

世帯構成月間使用量の傾向10月分の東京電力との差確認したいポイント
一人暮らし150〜250kWh前後200kWhで約4,185円高い少量向けプランと比べる
2人暮らし250〜350kWh前後300kWhで約6,301円高い夏冬の月額
ファミリー世帯350〜500kWh450kWhで約7,956円高い年間総額
オール電化住宅400kWh以上になりやすいオールでんかの時間帯別料金で別途試算夜間の使用量と市場調整額

利用判断の際は、世帯人数より、直近の市場調整額で計算した総額が大切です。以下を目安にすると判断しやすくなります。

判断の目安
  • 料金の安さを最優先する→燃料費調整型の大手・新電力を優先して比べる
  • 環境価値を重視する→GREEN100の上乗せ(月550円)込みで検討する
  • 市場価格の変動を受け入れられる→直近の市場調整額で月額を試算する

また、オール電化住宅は、給湯・調理・暖房も電気で使うため、使用量が多くなる傾向があるため、一般向けプランとは別に試算しておくと安心です。

一人暮らしは月300kWh未満になりやすく安さを感じにくい

一人暮らしでU-POWERの節約効果が出にくい理由は、使用量が毎月300kWh未満になりやすく、301kWh超の単価差を使えないためです。2026年10月分の試算では、月200kWhで東京電力より約4,185円高くなりました。

東京エリアの場合、120kWhまでと121〜300kWhまでの電力量料金は東京電力(従量電灯B)と同額です。基本料金は約47円安いものの、市場調整額とその他調整額(10月分は合わせて15.36円/kWh)が加わるため、請求額は東京電力を上回ります。

新電力の中には、少量使用でも単価が安いプランを用意している会社もあります。一人暮らしで料金を重視するなら、U-POWERより先にそうしたプランと比べるのが効率的です。

一人暮らしの確認チェック
  • 毎月300kWh未満か
  • 日中不在が多いか
  • 冷暖房使用量が少ないか
  • 現在の電気代が低いか
  • 他社と年間総額を比較したか

在宅ワーク中心やオール電化住宅で使用量が多い一人暮らしでも、調整額の上乗せは使用量に比例して増えます。

2人暮らしは住宅タイプや在宅時間によって300kWhを超えるかが分かれる

2人暮らしは、一人暮らしより電気使用量が増えやすい一方で、住宅タイプや在宅時間によって月300kWhを超えるかが分かれやすい世帯です。そのため、U-POWERが向くかどうかも、「2人暮らしかどうか」だけでは判断できません。

たとえば、「在宅ワーク中心」「2人とも在宅時間が長い」「オール電化住宅に住んでいる」家庭は、毎月300kWhを超えることもあります。ただし、301kWh超の単価差は調整額の上乗せを埋めるほどではありません。

一方、「平日日中は2人とも外出している」「ワンルームや1LDKなど小型住宅」などの生活スタイルでは、300kWh未満に収まる可能性が高いでしょう。

生活スタイル月間使用量の傾向10月分の試算確認したい内容
共働きで日中不在が多い200〜300kWh前後東京電力より月約4,200〜6,300円高い少量向けプランと比べる
在宅ワーク中心300kWh超になりやすい300kWhを超えても差は縮まらない年間総額
オール電化住宅350kWh超になりやすいオールでんかの料金で別途試算冬場の電気代
ガス併用住宅250kWh前後に収まりやすい東京電力より月約5,200円高い他社比較

※東京エリア・30A、GREENホーム10と東京電力の従量電灯Bの比較(2026年10月分の単価、国の支援を除く)。

また、一般住宅かオール電化住宅かで、電気使用量は大きく変わります。オール電化住宅の場合は、GREENホームオールでんかの時間帯別料金で計算することになります。

他の電力会社も含めて2人暮らしにおすすめの電力会社を確認したい場合は、以下の記事も参考になります。

二人暮らしにおすすめの電力会社12選!電気ガスセットで安い新電力も紹介

ファミリー世帯も調整額込みでは東京電力より高い

ファミリー世帯は電気使用量が多く、301kWh超の単価差を使える世帯です。ただし2026年10月分の試算では、月450kWhでも東京電力より約7,956円高くなりました。

確認項目該当する状態U-POWERで起きること注意点
月間使用量300kWh超が多い301kWh超の単価差(約10円/kWh)を使える調整額の上乗せが上回る
冷暖房使用量夏冬に増える上乗せ額も比例して増える市場価格が高い時期と重なりやすい
住宅タイプオール電化住宅オールでんかの時間帯別料金になる市場調整額も加わる
在宅時間長い昼間の使用量が増える年間総額で比べる

ファミリー世帯は、「エアコンを複数台使う」「洗濯回数が多い」「乾燥機や食洗機を使う」など使用量が増える要素が多くあります。中でも、夏冬は冷暖房使用量が増えるため、400〜500kWh前後の使用量も見込めます。

東京エリアのGREENホームでは、301kWh以上の単価が30.36円/kWhで、東京電力(従量電灯B、2026年10月まで)の40.49円/kWhより約10円安く設定されています。月450kWhなら、150kWh分で約1,500円の差です。

一方、10月分の調整額の差は、月450kWhで約9,500円になります。

市場価格が下がれば差は縮まりますが、ファミリー世帯だからといって有利になるわけではありません。

U-POWERは他社より安いのか比較

電力会社ごとの強み
  • CDエナジーダイレクト→燃料費調整型でポイント還元もある
  • オクトパスエナジー→燃料費調整型のシンプルな料金体系
  • Looopでんき→30分ごとの市場価格を活用した料金設計
  • シン・エナジー→使用時間帯による節約
  • U-POWER→実質再エネ100%を選べるGREENプラン

U-POWERは、2026年の市場調整額の水準では、大手電力会社や燃料費調整型の新電力より高くなりやすい状況です。比べるときは、「毎月の使用量」「調整額の仕組み」「特典」「環境価値」をそろえて見ることが大切です。

たとえばCDエナジーダイレクトのような燃料費調整型の会社とは、同じ月の調整単価で比べると差がはっきりします。Looopでんきのような市場連動型の会社とは、どちらも市場価格で料金が動くため、月ごとの比較が欠かせません。

■他社比較表

比較先料金の調整方法U-POWERが向きやすい条件他社が向きやすい条件比較時の注意点
CDエナジーダイレクト燃料費調整環境価値を重視料金の安さ・安定性を重視同じ月の調整単価で比べる
オクトパスエナジー燃料費調整環境価値を重視改定後の単価は公式で確認公式シミュレーションで比べる
Looopでんき市場連動(30分ごと)時間帯を気にせず使いたい安い時間帯に使用をずらせる使用時間帯も含めて比べる
シン・エナジー電源調達調整(毎月)環境価値を重視生活時間帯に合うプランがある比較月の調整単価を反映する

また、キャンペーン特典を含めるかどうかでも、比較結果は変わります。特典込みで一時的に安く見えても、通常料金では逆転するケースもあるため、年間総額での比較が大切です。

CDエナジーダイレクトとの比較|現行試算ではCDエナジーの方が安い

CDエナジー TOP

東京エリアで2026年10月分の単価を使った試算では、月200kWh・350kWh・450kWhのすべてで、CDエナジーダイレクトの方がU-POWERより安い結果です。

CDエナジーダイレクトの「ベーシックでんき」は燃料費調整型で、10月分の調整単価は▲5.80円/kWh(国の支援を除く)でした。U-POWERの市場調整額(13.16円/kWh)との差が、そのまま請求額の差になっています。

月間使用量U-POWERCDエナジーダイレクト月額差
200kWh約11,284円約6,941円CDエナジーが約4,343円安い
350kWh約19,373円約12,082円CDエナジーが約7,291円安い
450kWh約24,363円約15,570円CDエナジーが約8,793円安い

※当編集部の試算(2026年10月16日確認)。東京エリア・30A、2026年10月分の単価で、国の支援による値引きは含めていません。CDエナジーダイレクトはベーシックでんきB(30A 830.70円、29.90/35.59/36.50円/kWh)。2026年11月の計量日以降は、30Aの基本料金が1,069.14円に改定されます。 参照元:CDエナジーダイレクト公式|ベーシックでんき、U-POWER公式|GREENホーム、燃料費等調整単価推移(市場調整額単価)、重要事項説明書・約款(料金種別定義書)

料金の安さを優先する場合はCDエナジーダイレクトが比較候補です。一方、U-POWERは実質再エネ100%のGREENホーム100を選べるため、環境価値を重視する人に向いています。

CDエナジーの口コミ・評判は以下の記事で確認できます。

CDエナジーの口コミ・評判は悪い?急に高くなったって本当?お得に利用する方法やメリット・デメリットを解説

オクトパスエナジーとの比較|燃料費調整型で料金の動き方が違う

オクトパスエナジー

オクトパスエナジーの「グリーンオクトパス」は、燃料費調整型の料金プランです。市場価格に連動するU-POWERとは、毎月の調整の仕組みが異なります。

グリーンオクトパスは2026年10月から新しい料金表に切り替わり、12月1日にも電気料金メニュー定義書の変更が告知されています。改定後の単価を公式の料金表で確認できなかったため、この記事では金額の比較を載せていません。

比較項目U-POWER(GREENホーム)オクトパスエナジー(グリーンオクトパス)
調整の仕組み市場調整額(市場価格に連動・上限なし)燃料費調整
改定後の単価契約者へ個別通知(公式サイトで確認できず)公式の料金表で確認できず
比べ方直近の市場調整額で月額を試算公式シミュレーションで同じ使用量を入力

参照元:オクトパスエナジー公式|約款類(2026年10月16日確認)

さらに、オクトパスエナジーでは紹介特典やキャンペーンが実施される時期があるため、特典適用時は初年度の差が広がる場合があります。

一方、U-POWERはGREENホーム100を選択でき、環境配慮を重視しやすい点が特徴です。

オクトパスエナジーの口コミ・評判は以下の記事を参考にしてください。

オクトパスエナジーの評判・口コミ!怪しい・高いって本当?大手との世帯別料金シミュレーションも紹介

Looopでんきとの比較|どちらも市場価格で料金が変わる

Looopでんき

Looopでんきの「スマートタイムONE」も、U-POWERと同じく市場価格で料金が変わるプランです。ただしLooopでんきは30分ごとの市場価格に応じて単価が変わるのに対し、U-POWERは料金の算定期間ごとの市場調整額単価が使用量全体にかかります。

Looopでんきは、市場価格が安い時間帯に電気を使えば料金を抑えやすく、高い時間帯に使用が集中すると高くなります。使用時間をずらせる家庭ほど、Looopでんきの仕組みを活かしやすくなります。

比較項目U-POWERLooopでんき
基本料金30Aで888.48円(東京エリア)0円
市場価格の反映算定期間ごとの市場調整額単価30分ごとの単価
安くしやすい使い方301kWh超の単価が安い安い時間帯に使用をずらす
金額比較市場価格で毎月変わるため、固定の金額比較は掲載していません同左

参照元:Looopでんき公式|料金プラン、U-POWER公式|GREENホーム(2026年10月16日確認)

どちらも市場価格の影響を受けるため、固定の金額で「どちらが安い」とは言い切れません。比べるなら、同じ月の実績で計算することが前提です。

ただし、Looopでんきの料金は市場価格や使用時間帯によって変動します。申し込み前は、自分がどの時間帯に電気を使うかも含めて年間総額を比較してください。

シン・エナジーとの比較|調整単価を含めた総額確認が必要

U-POWERとシン・エナジーを比較する場合は、電力量料金だけでなく、毎月変動する調整単価を含めた総額で確認する必要があります。

シン・エナジーは電源調達調整単価が月ごと・電力エリアごとに変わるため、旧単価表だけを使った比較では現在の請求額を正確に判断できません。

比較項目U-POWERシン・エナジー確認方法
電力量料金301kWh超の単価が低下プラン・時間帯で異なる同じ使用量で比較
調整額市場調整額などを確認電源調達調整単価が毎月変動比較する月の単価を反映
向いている生活環境価値を重視する家庭生活時間帯に合うプランを選べる家庭使用時間帯も確認
最終判断電力量料金だけでなく年間総額で比較公式シミュレーションを確認

シン・エナジーは調整単価が毎月変動するため、この記事では固定的な月200kWh・350kWh・450kWhの金額比較を掲載していません。

シン・エナジーを候補にする場合は、比較する月の電源調達調整単価を反映し、U-POWERと同じ使用量・契約容量で確認してください。

シン・エナジーの口コミ・評判が気になる人は、以下の記事も参考にしてください。

シン・エナジーの口コミは本当?やばい・高くなったと言われる理由やメリット・デメリットを徹底解説

U-POWERの申し込み手順

U-POWERへ申し込む前は、「本当に安くなるか」を総額で確認してから進めることが重要です。特に、U-POWERは、電力量料金だけではなく、市場調整額や非化石証書費も請求額へ影響します。

そのため、単価だけで判断すると、「思ったより高かった」と感じる可能性があります。まずは、現在契約している電力会社の検針票やマイページを確認し、使用量を把握しておくと比較がスムーズです。

STEP1
使用量確認
STEP2
年間総額を試算
STEP3
必要情報を用意
STEP4
電話で申し込み
STEP5
供給開始日・初回請求額を確認
申し込み前チェック
  • 毎月の使用量を確認したか
  • 現在の電気代を確認したか
  • 市場調整額を確認したか
  • 非化石証書費を確認したか
  • 現在契約中の解約条件を確認したか

電気の申し込み後は、原則として立ち会い不要で切り替えできます。ただし、供給開始日や初回請求額は、支払い忘れを防ぐためにも必ず確認しておきましょう。

申し込み前に毎月の使用量と現在の電気代を確認する

U-POWERへ申し込む前は、まず「毎月どれくらい電気を使っているか」を確認することが重要です。使用状況は、現在契約している電力会社の検針票やマイページを使用します。

確認する月使用量(kWh)現在の電気代U-POWERで確かめたいこと注意点
春・秋200〜300kWh前後比較的安定市場調整額込みの月額夏冬も確認する
夏300〜450kWh前後冷房で増えやすい上乗せ額が増えやすい市場価格が高い時期と重なる
冬350〜500kWh前後暖房で増えやすい上乗せ額が増えやすい年間総額で判断

U-POWERの請求額は、使用量に市場調整額とその他調整額を掛けた分が上乗せされるため、使用量が多い月ほど差が広がります。

市場調整額・非化石証書費・解約条件を含めて総額を試算する

U-POWERへ申し込む前は、電力量料金だけではなく、市場調整額や非化石証書費、現在契約中の解約条件まで含めて総額を確認することが重要です。301kWh以上で単価メリットを活かせる料金設計ですが、実際の請求額は電力量料金だけで決まりません。

「市場調整額「 非化石証書費」「再エネ賦課金」「基本料金」が料金に加わるため、電力量料金だけを見て申し込むと、「思ったより高かった」と感じる場合があります。

料金項目 確認したい内容 請求額への影響 確認不足で起こりやすいこと
電力量料金 301kWh以上の単価 使用量で変動 単価だけで判断しやすい
市場調整額 毎月の変動幅 請求額が増減する 想定より高く感じる
非化石証書費 対象プランか確認 追加費用になる場合あり 総額比較がズレる
解約条件 違約金・契約期間 切り替え費用へ影響 差額メリットが小さくなる
キャンペーン 適用期間 初年度料金へ影響 通常料金との差を見落とす

検針票や供給地点特定番号を準備して電話で申し込む

GREENホームは、2026年10月16日時点でWEBからの申し込みを受け付けておらず、電話(0120-892-255、10時〜18時)で申し込みます。検針票やマイページで必要情報を準備してから電話すると、手続きがスムーズです。

必要情報 確認できる場所 入力時の注意点
供給地点特定番号 検針票・マイページ 入力ミスに注意
お客さま番号 検針票・請求書 現在契約中の番号を確認
契約者名義 契約情報 名義違いに注意
契約アンペア 検針票 現在契約を確認
支払い方法 クレジットカード・口座情報 有効期限確認

そのため、「供給地点特定番号」「お客様番号」「現在の電力会社」「契約名義」など申し込みに必要な情報をまとめて確認しておきましょう。中でも、「供給地点特定番号」は重要です。

供給地点特定番号は、全国の電気契約ごとに割り当てられている22桁の番号で、検針票や電力会社のマイページで確認できます。

STEP1
申し込み窓口へ電話
STEP2
希望プランを伝える
STEP3
契約情報を伝える
STEP4
支払い方法を登録
STEP5
申し込み内容を確認

切り替え後は供給開始日と初回請求額を確認する

U-POWERへ切り替えた後は、「供給開始日」と「初回請求額」を確認することが重要です。申し込み完了だけで終わらせず、「実際にどれくらい請求されたか」を確認することで、想定とのズレを把握できます。

特に、U-POWERは、電力量料金だけではなく、市場調整額や非化石証書費も請求額へ影響するため、申し込み前の試算と、実際の初回請求額に差が出る場合があります。

まずは、供給開始日を確認しましょう。他社からの切り替えは次回または次々回の検針日に行われ、申し込みから1週間〜2か月程度が目安です。

次に、初回請求額を確認します。チェック時には使用量や基本料金、電力量料金はもちろん市場調整額や再エネ賦課金の金額も確認しておきましょう。

U-POWERに関するよくある質問

U-POWERを検討する際は、以下の質問を確認し、不安や疑問点を解決してください。最終判断の際に活用すると、ミスマッチなく利用できるようになります。

U-POWERはどこの会社ですか

公式サイトでは、会社概要や問い合わせ先も公開されています。

「聞いたことがない新電力は不安」という人でも、運営会社の背景を確認できる点は安心材料となります。

U-POWERの基本料金はいくらですか

たとえば、GREENホームの30Aの基本料金は東京エリアで888.48円です。関西・中国・四国エリアはアンペア制ではなく契約容量で決まり、関西エリアは1kVAあたり424.84円です(2026年10月16日確認)。

なお、2026年11月1日から託送料金の改定を反映した料金に見直されるため、最新の単価は申し込み時に確認しておくと安心です。

U-POWERは一人暮らしだと高くなりますか

ただし、2026年10月分の単価では、月200kWhで東京電力より約4,185円高い試算です。料金を重視する一人暮らしなら、他社の少量向けプランと比べておきたいところです。

在宅ワーク中心で使用量が多い一人暮らしでも、調整額の上乗せは使用量に比例して増えるため、使用量が多いほど有利になるとは限りません。

「一人暮らしかどうか」ではなく、「毎月どのくらい電気を使うか」で判断することが重要です。

U-POWERの市場調整額や非化石証書費とは何ですか

このほか、容量拠出金に相当する「その他調整額」(2.2円/kWh)も加わります。比較の際は、これらを含めた請求総額で判断するのが確実です。

U-POWERの解約金はいくらですか

法人向けの低圧契約では、契約満了月とその翌月末まで以外に解約すると、9,800円(非課税)の解約違約金がかかります。

なお、U-POWERだけでなく、現在契約中の電力会社にも解約条件が設定されている場合があります。乗り換え前は「今の電力会社の解約条件」と「U-POWERの契約条件」を両方確認したうえで比較してください。

U-POWERの評判は市場調整額を含めた料金総額で判断することが大切

U-POWERは、環境配慮型の電気を選びたい人には検討しやすい一方、2026年の市場調整額の水準では、使用量にかかわらず大手電力会社より高くなる試算です。料金を重視するなら、他社と総額で比べてから判断するのが確実です。

読者の状況U-POWERとの相性判断の方向性申し込み前の確認点
料金の安さを重視2026年は割高になりやすい他社を優先して比べる直近の市場調整額
環境配慮を重視GREEN100を選べる上乗せ分に納得できれば候補非化石証書費(月550円)
月300kWh超の家庭単価差はあるが調整額が上回る調整額込みで比べる年間総額
月300kWh未満単価差の恩恵なし少量向けプランと比べる月額の差
料金の分かりやすさ重視料金項目が多い燃料費調整型とも比べる請求項目

U-POWERは、実質再エネ100%の電気を選べる点や、家庭用は解約違約金がかからない点が強みです。「電気代の安さだけでなく、再エネや環境価値も重視したい人」なら候補になります。

一方、料金面では、2026年4〜10月分の単価で東京電力より月200kWhで約2,300〜4,200円、月450kWhで約3,700〜8,000円高い試算でした。

さらに、市場調整額や非化石証書費も請求額へ影響するため、電力量料金だけで比較すると、想定とのギャップに不満を感じるかもしれません。

このように、U-POWERは「誰でも安くなる電力会社」ではありません。市場価格の変動を受け入れ、環境価値を重視したい人に向いたサービスです。

月300kWhを超える家庭も調整額込みの総額で比べる

U-POWERは、301kWhを超えた分の電力量料金単価が大手電力会社より安く設定されています。

たとえば東京エリアのGREENホーム10では、301kWh以上が30.36円/kWhで、東京電力の従量電灯B(2026年10月まで)の40.49円/kWhより約10円安い単価です。

ただし、2026年10月分の市場調整額とその他調整額を加えると、月450kWhでも東京電力より約7,956円高くなります。単価差だけで判断せず、直近の調整額で計算した総額で比べることが欠かせません。

環境配慮型の電気を選びたい人はGREENプランがおすすめ

U-POWERのGREENプランは、「電気代の安さ」だけではなく、「環境に配慮した電気を選びたい人」に向いているプランです。近年は、「再生可能エネルギーを選びたい」「CO2排出量を抑えたい」と考える人も増えています。

環境保全のため、「どの会社から電気を買うか」だけではなく、「どんな電気を選ぶか」を重視する人にとって、GREENプランは比較候補となります。

一方、GREENプランは、「環境価値」を反映するため、非化石証書費の料金項目が料金に含まれています。料金が加わることにより、通常プランより請求総額が高くなるのがデメリットです。

少量使用世帯は他社と比較してから判断するべき

毎月の電気使用量が少ない家庭は、U-POWERだけで判断せず、他社と比べてから申し込むのが確実です。301kWh超の単価差の恩恵がなく、市場調整額の上乗せがそのまま請求額に表れるためです。

たとえば、東京エリアの「GREENホーム10」は、120kWhまでの従量単価は29.80円/kWh、121〜300kWhは36.40円/kWhです。この価格帯は、東京電力(従量電灯B)と同水準になります。

また、新電力の中には、120〜300kWh帯の単価を大手電力会社より安く設定している会社もあります。毎月200〜250kWh前後の少量使用世帯では、他社のほうが総額を抑えられる可能性が高いでしょう。

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